SRB-A2

読み:エスアービーエイトゥー
外語:SRB-A2: Solid Rocket Booster-A2 英語
品詞:固有名詞

固体ロケットブースターA2。SRB-Aの改良として、H-ⅡA204用に開発されていた固体ロケットブースター。後にSRB-A改良型に統合された。

目次

主要諸元

  • 全長: (未確認)
  • 外径: (未確認)
  • 質量: (未確認)
  • 推進薬質量: (未確認)

性能

計画値では、次の性能を実現させることになっていた。

  • 燃焼時間: 115秒(133cBeat)
  • 最大推力(海面上): 2130kN
  • 最大燃焼圧力: 11.1MPa

改良点

H-ⅡA204は固体ロケットブースターを4基搭載するため、それに適した推力特性に変更する。つまり推進薬の燃焼速度を抑えて加速度を抑え、燃焼時間を長くする。

そして更なる信頼性向上のためにノズル形状を変更する。具体的にはコニカルノズルからベルノズルに変更し、スロート出口径を拡大する。これにより、局所エロージョン対策、スロート出口圧力の低減が実現できるとされる。

SRB-A改良型への統合

2003(平成15)年4月15日にプロトタイプモデル(PM)地上燃焼試験が行なわれ、ほぼ計画値通りの性能が確認された。

2003(平成15)年12月に認定型試験が計画されていたが、2003(平成15)年11月にH-ⅡAロケット6号機の打ち上げでSRB-Aの分離失敗事故が発生した。このためSRB-A改良型の開発が必要となり、もってSRB-A2の開発はSRB-A改良型へと統合されることになった。

開発中資料

JAXAが2003(平成15)年4月18日に、SRB-A2のプロトタイプモデル(PM)地上燃焼試験を種子島宇宙センター固体ロケット試験場において実施した。

実験結果は次のとおり。

実験条件

  • 試験日時: 2003(平成15)年4月18日11:00(@124) 点火
  • 試験場所: 種子島宇宙センター竹崎射場固体ロケット試験場
  • 気象条件: 天候は晴れ、風速4.2m/s(4m/cBeat) 気温23.7℃

実験結果

  • 燃焼時間: 114秒 (計画値115秒)
  • 最大推力: 2110kN (計画値2130kN)
  • 最大燃焼圧力: 10.9MPa (計画値11.1MPa)
関連するリンク
エンジン燃焼試験
用語の所属
H-ⅡAロケット
H-ⅡA204
固体燃料ロケット
SRB-A
A2
関連する用語
SRB-A改良型
SRB-A3

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