ア | イ | ウ | エ | オ |
カ | キ | ク | ケ | コ |
サ | シ | ス | セ | ソ |
タ | チ | ツ | テ | ト |
ナ | ニ | ヌ | ネ | ノ |
ハ | ヒ | フ | ヘ | ホ |
マ | ミ | ム | メ | モ |
ヤ | ユ | ヨ | ||
ラ | リ | ル | レ | ロ |
ワ | ヰ | ヴ | ヱ | ヲ |
ン |
A | B | C | D | E |
F | G | H | I | J |
K | L | M | N | O |
P | Q | R | S | T |
U | V | W | X | Y |
Z | 数字 | 記号 |
AMDが開発したZenマイクロアーキテクチャーを採用するCPU/APU製品のブランド名。AMDの第17世代x86プロセッサーであり、これを著している時点で現行製品となるシリーズである。
Threadripperは例外として、数字が付くモデルの数字はセグメントと呼ばれ、その製品のグレードを表わす。Intel Core i*の*部分と同等である。
Ryzenはシリーズを通して次の形式でモデル番号が付けられている。
4桁の数字はそれぞれ次を意味するが、つまり数字が大きければ大きいほど性能が高い。
末尾の英字は特殊型番を表わし、次のような意味がある。
Ryzenは、シングルスレッド性能もZen 3でIntelを追い抜いたが、設計思想としてシングルスレッド性能よりもマルチスレッド性能に極振りしたプロセッサーである。コア数とスレッド数という力で性能をもぎ取りでIntelを圧倒するという方向性で、なおかつIntelのCPUより安い。
Ryzenの設計の基本は、「CCX」と呼ばれている4コアCPUのクラスターである。まず前提として、一つのダイに多くのコアを乗せようとするとその分歩留まりが悪化し製造コストが高くなる。そこでAMDは、IntelのKaby Lakeこと第7世代Coreプロセッサーよりもダイサイズが小さく歩留まりの良い、安価に製造できる4コアCPUをクラスター化することにした。これを2クラスター(8コア16スレッド)や4クラスター(32コア64スレッド)などとする設計を採用していて、その当時は8コアCPUが10万円くらいしたところ、Ryzenはわずか4万円前後でそれを提供できるようにした。
この設計のメリットとして安価にできる点があるが、デメリットとしてクラスターを跨ぐ場合は通信が発生し、この通信はCPU速度と比べると圧倒的に遅いためにボトルネックが常に生じうることが挙げられる。
ただこの設計の結果、コア数のわりに安価に製造販売可能となるが、しかも決して安かろう悪かろう製品ではなく性能も申し分ない製品となっていて、同じ価格帯ならより多くのCPUコアを搭載可能で、その分の性能差によりボトルネックを差し引いてもなおIntel製品を凌駕することに成功した。
コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます