MK分類

読み:エムケイぶんるい
品詞:名詞

光度階級の表現方法の一つ。絶対等級の階級を、スペクトル型の「後」に付けるスタイルで、現在の主流。モルガン・キーナン式、ヤーキス式とも。

目次

1943(昭和18)年にモルガン(W.W.Morgan)、キーナン(P.C.Keenan)、ケルマン(E.Kellman)によって出版された天体写真集中で確立された恒星の2次元分類の体系がMK分類である。温度(スペクトル型)に対するもう一つの指標として使われた。

階級はローマ数字を用いて表記し、当初は1から5まであった。

  • Ⅰ=超巨星(supergiant)
  • Ⅱ=輝巨星(brightgiant)
  • Ⅲ=巨星(giant)
  • Ⅳ=準巨星(subgiant)
  • Ⅴ=矮星(dwarf)または主系列星(main sequence)

近年は0と6〜7が拡張されている(→光度階級)。

表記例

ハーバード式分類法によるスペクトル型の後にローマ数字で光度階級を表記する。

A0Ⅴ、K5Ⅲ、M2Ⅱ、といった表記方法を用いる。

細分方法

これを細分するときは、a、ab、b(aはより明るく、bはより暗い)を後に付けるか、または二つの階級記号をハイフンで繋ぐ。

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