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並列処理と演算を得意とするGPUを、グラフィック描画処理という本来の目的だけではなく、一般の計算用途にも利用するもの。
GPUは、CPUほど賢くは無いが、計算は断然速い。条件分岐が入る処理は苦手だが、単純な計算処理の並列化では絶大な力を発揮する。
このため、スーパーコンピューターはじめHPC(高性能計算機)の分野でも注目を集めている。従来のベクトル型やクラスターによって高性能化を実現してきた高性能計算機でも、GPUを採用しはじめている。
例えば、AMDのクアッドコアプロセッサーOpteronの2.3GHzを4個搭載した計16コアシステムでは演算処理性能が約147GFLOPSであるが、NVIDIAのGPUコンピューティング向け製品「Telsa」シリーズは、1GPUで500GFLOPSを超える計算能力を持っている。
膨大な計算を要する処理、例えば地球シミュレータのような気象シミュレーションや、信号処理などが応用範囲である。
但し、GPGPUが最も得意とする分野は、言うまでも無くグラフィックス処理である。
GPUを用いたパスワードクラックツールとしてighashgpuなどが作られた。1〜2万円で購入できる安価なGPUのRADEON HD 5770と組み合わせた場合の計算時間などが公開されている。
CPUを用いると1秒間に980万パターンの試行が可能で、5文字のNTLMログインパスワードは24秒で突破できる一方、GPUでは瞬殺で1秒間に33億パターン程度が可能とした。6文字のパスワードでは、CPUでは突破に90分程度を要するが、GPUではたったの4秒、7文字にするとCPUでは4日間を要するが、GPUでは17.5秒で突破できるとする。
使用する文字種を増やした例としては、記号やスペースを加えた7文字のパスワードはCPUで75日、GPUで7時間、9文字の大文字小文字混在のランダム文字列ではCPUで43年、GPUでは48日と試算されている。
GPUでのコンピューティングが実用化された現在、もはや一般的な長さのパスワードは簡単に突破されるものとなったと言える。
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