西洋弟切草

読み:セイヨウオトギリソウ
外語:SJW: St.John's wort 英語 , Hypericum perforatum 学名
品詞:固有名詞

オトギリソウ属オトギリソウ科の多年生植物。セイヨウオトギリソウ。英語でセント・ジョーンズ・ワート、略してSJWとも呼ばれる。

鬱病に効果がある健康食品(ハーブ)として使われている。半減期は短いらしい。

有効成分と考えられるのは、色素であるヒペリシンヒペルフォリンフラボノイド類などである。

医薬品ではなく健康食品扱いであるということから実際の薬効についてのデータがないが、セロトニン系に作用するので、鬱や不安に対する効果が期待できる。なお、SSRIなどセロトニンに作用する抗鬱薬との併用はセロトニンが多くなりすぎるセロトニン症候群を起こすため、禁忌である。

なお、抗HIV薬や強心剤、免疫抑制剤等の効果を弱めたりする相互作用が既に判明しているので、そのような薬を利用している人はSJWを食べてはならない。これはSJWが肝臓で薬物代謝酵素チトクロムP450を誘導し、その結果、同時に投与した薬物が分解され、効果が弱まってしまうためと考えられている。

適用
鬱病
該当する物質
ヒペリシン
ヒペルフォリン
チトクロムP450
関連する物質
セロトニン
SSRI
関連する用語
肝臓
セロトニン症候群

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club