蓚酸

読み:シュウさん
外語:oxalic acid 英語
品詞:名詞

有機酸(カルボン酸)のうちジカルボン酸の一つで、炭素数2の飽和脂肪酸。飽和脂肪族ジカルボン酸。

なお、「蓚」の字が常用漢字から漏れたため、現在は「シュウ酸」と書くのが正しいとされている。

目次

  • 組成式: C2H2O4 (イオン結晶)
  • 構造式: (COOH)2
  • 式量: 90.035
  • 比重: (該当資料なし)
  • 融点: (該当資料なし)
  • 沸点: (該当資料なし)
  • CAS番号: 144-62-7(無水)、6153-56-6(二水和物)

蓚酸
蓚酸

常温常圧では固体又は結晶性の粉末。

誘導体、関連物質の例

  • 蓚酸第一鉄

菠薐草(ほうれんそう)に多く含まれている。

蓚酸はカルシウムの吸収を阻害するため、菠薐草の食べ過ぎは良く無いとされる。

安全性

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

蓚酸はカルボン酸でありながら、還元性を示す特殊な性質がある。同様の性質を持つカルボン酸に蟻酸があるが、還元性を示す理由は異なる。

蟻酸の場合、アルデヒド基がある。アルデヒド基は酸化されやすい性質があるが、酸化されやすい性質とはつまり電子を供給しやすい性質ということである。この時、供給された電子は他の物質が受け取ることになるが、受け取った物質は還元されることになる。つまり蟻酸は還元性があるということになる。

そして蓚酸であるが、蓚酸にはアルデヒド基はない。しかし構造上、容易に酸化され、2分子の二酸化炭素(CO2)と2個の水素イオン(H+)を与えることができる。つまり還元性を持っているということである。

用語の所属
カルボン酸
脂肪酸
飽和脂肪酸

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club