硫酸ナトリウム

読み:りゅうさんナトリウム
外語:Sodium sulfate 英語
品詞:名詞

温泉(硫化塩泉)の含有物質として代表的なもの。入浴剤の有効成分としてもよく使われる無機塩で、芒硝(ぼうしょう)、硫酸ソーダともいう。

目次

基本情報

無水

「無水硫酸ナトリウム」のほか、「乾燥硫酸ナトリウム」とも。

十水和物

結晶系は単斜晶系で、無色透明の長方形結晶である。

誘導体、関連物質の例

  • 亜硫酸ナトリウム(Na2SO3)
  • 重亜硫酸ナトリウム (NaHSO3) (7631-90-5)
  • 重炭酸ナトリウム(重曹)(NaHCO3)
  • チオ硫酸ナトリウム (Na2S2O3) (7772-98-7)
  • ピロ亜硫酸ナトリウム (Na2O5S2) (7681-57-4)
  • ラウリル硫酸ナトリウム (C12H25O4S·Na) (151-21-3)

入浴剤

水溶液中性

市販の入浴剤の主成分である。

硫酸ナトリウムは皮膚蛋白質と結合して膜を作るため、湯冷めを防ぐ保温効果がある。また、あせも、ひび・あかぎれなどの治療効果がある。

吸湿性

無水物は吸湿性があるため、乾燥剤に利用される。

十水和物は緩下剤(下剤)にも使われる。水分を蓄えることで便を軟化増大させ、便通を付ける。

適用法令

この物質は安全性が高い。消防法や毒物及び劇物取締法の適用はない。

外用の他に、食品添加物医薬品としても用いられており、殆ど害は無いものと考えられている。

危険性

  • 引火点: 不燃性
  • 発火点: 不燃性
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)
関連するリンク
ICSC 国際化学物質安全性カード
用語の所属
無機物
関連する用語
温泉

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