交流を伝達するさい、媒体中に生ずる電圧と電流、または電場と磁場の比。
同軸ケーブルの性能などを語る際に、よく特性インピーダンスが語られる。
同軸ケーブルはその構造上、中心導体には抵抗やインダクタンスが、外部導体との絶縁部には、寄生抵抗、寄生容量が存在することになる。そこで、各要素から等価回路を導きインピーダンスを求めたものが、特性インピーダンスとなる。
等価回路では、ケーブルの長さが変動してもインピーダンスは変わらず、中心導線の抵抗率、自己インダクタンス、絶縁部の寄生抵抗、寄生容量によって変動する。各材質、絶縁部の厚みによってインピーダンスをコントロールすることで、特性インピーダンスを75Ω、50Ωにしたものが、75Ωケーブル、50Ωケーブルと呼ばれる。
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