三相交流による交流送電で使われる手法で、相を入れ換えることで安定的な送電を実現する手法。
送電途中で各相のバランスが崩れることがあり、このような場合に相を入れ換えることでバランスの調整を行なう。簡単には、電線の上中下を入れ換えることであり、つまり「捻る」ため「捻架」という。
最終的に、送電線の場合は次の変電所に、配電線の場合は需要家に到着した時に丁度バランスが取れるようにする。
送電線でたまに見られる。送電線の場合、三相を縦に並べて配線するが、この場合地上との距離差から各相のバランスが崩れるので、上と下を入れ換えて調整することがある。
電柱を渡される配電線の場合、一般に横に三本で配線されるのは地上との距離を一定に保つためだが、物理的な事情から縦に並べざるを得ない場合、捻架が作られることがある。
入れ換えは、引留めと呼ばれる箇所にて行なわれることが多い。
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