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生物などに付けられる世界共通の名。
生物学において、世界で共通の名称を与えるためにその生物種や分類に付けられる名。
学名は、特定の国の国語に依存すると不公平が生じるため、かつて大々的に使われていたが現在は死語となったラテン語を使い、命名されている。
生物は分類学で階級分類されているが、そのうち属名と種小名の二種類の名前で呼び、これを二名法という。この二名法は、分類学の父と呼ばれるカール・リンネによって体系化された。
近代的な生物の分類は、1758(宝暦8)年にスウェーデンのリンネ(Linne)が考案した二名法から始まった。これは、ラテン語を用いて属名・種小名の順に記述する方式である。
現在もこの方式が使われるが、学名はさらに階層構造を拡張し、多くの段階を設けている。また、リンネの時代には知られていなかったことや誤った分類もあるため、現在はこれらは修正して使われているため、当時の分類と現在の分類は必ずしも一致してはいない。
ある種に対する変種の場合には、学名の後に「var.」と書き、変種名を繋げる(必要に応じて変種名命名者も書く)。
同様、亜種は「ssp.」または「subsp.」を、品種名を附す場合は「f.」を使う。使用例は次の通り。
この方式を、リンネの二名法に対して三名法という。
なお、動物の亜種などの場合は、ssp.などを略して名前を羅列する場合も多くある(属名 種小名 亜種名、など)。
分類学上は意味を持たないが、以前、園芸品種の場合は「cultivar」や「cv.」(cultivarの略)を附して園芸品種名を書くこともあった。現在は、次のようにする。
交雑により生じた種(雑種)は、同属間での雑種と、異なる属との雑種とで、命名方式が違う。
いずれの場合も、掛け算の記号「×」を使い、表現する。交雑時の雄、雌がいずれであったかについては示されない。
XXX属の種YYY1とYYY2の雑種で、YYY3が生じたとすると、次のように表記する。
つまり「XXX × YYY3」である。
YYY1とYYY2は情報が失われるが、これでは困る場合、あるいはまだYYY3の名前が無い場合などのときは、次のように書くこともある。
XXX1 YYY1とXXX2 YYY2の雑種で、XXX3 YYY3が生じたとすると、次のように表記する。
つまり「× XXX3 YYY3」である。
属間の雑種の場合、新たな雑種属名が作られる。
接ぎ木などでキメラになった場合、加算の記号「+」を使って併記する。
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