尿意切迫感と同時または直後に、不随意に尿が漏れる症状。
突然強い尿意を催し、それを抑制できずにすぐに排尿してしまう症状。従って、トイレまで間に合わない。
頻繁に尿失禁をしてしまうため、QOL(生活の質)の低下をもたらす。
様々な原因が考えられるが、多くは神経系統の問題とされる。
脳の抑制中枢の問題などで、尿が溜まると不随意に膀胱が収縮してしまう症例がある。近年、この症状は「過活動膀胱」と呼ばれている。
あるいは、膀胱炎などで膀胱が過敏になり、膀胱の刺激で生じた尿意を脳が抑制できずに漏らしてしまうといった場合などがある。
切迫性という病名から勘違いされがちだが、ストレスや精神的なものとは無関係である。
この症状の治療は、もっぱら泌尿器科への通院で行なわれるが、内科にかかって総合的な判断をしてから他科、という選択肢もある。
過活動膀胱が原因であれば、一般には受診したその日のうちに判断でき、薬物治療を始めることが出来る。
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