磁気単極子。磁石のN極またはS極のいずれかのみの極を持つ素粒子。
ビッグバン宇宙論により導き出された宇宙の相転移時に生成された欠陥で、点状(すなわち0次元)のもの。
しかし現在もなお、そのような素粒子は見つかっていない。
氷が水、水が水蒸気になるような変化を相転移というが、同様に宇宙も数度の相転移を経て今に至ると考えられている。現在の宇宙理論では、その相転移の際にはこのモノポール(磁気単極子)が大量に作られると考えられており、これが発見できれば、ビッグバン宇宙論にある三大問題の一つが解決されることになる。
しかし容易には発見できていない。これは元からモノポールなど存在しないか、あるいは観測不可能なほどに微量にしか存在しないことを意味している。
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