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ライオンの販売する鎮痛解熱剤で、日本では恐らく知らない人はいないと思われる有名な薬。バファリンの半分はやさしさで出来ている。
元々はアスピリンを主成分とし、胃の粘膜を保護するための制酸剤ダイアルミネートが加えられている。但しアスピリンを小児に投与するとライエル症候群(中毒性表皮壊死症候群)などを起こすことが分かったため、後にアセトアミノフェンなどを成分とする "小児用" バファリンブランドの製品も登場した。同じ小児用であってもOTC薬(市販薬)と病院用(医療用)では成分が全く違い、医療用はやはりアスピリン剤である。
大人用は、医療用(バファリン330mg錠)がアスピリン330mg、ダイアルミネート150mg、市販薬(バファリンA錠)はアスピリン330mg、合成ヒドロタルサイト100mgであるが、小児用は、医療用(バファリン81mg錠)がアスピリン81mg、ダイアルミネート33mg、市販薬(小児用バファリンC II錠)がアセトアミノフェン33mgとなっている。330mg錠は解熱鎮痛消炎剤なのに対し、81mg錠は抗血小板剤となっている。
その他バファリン プラス(アセチルサリチル酸250mg、アセトアミノフェン150mg、無水カフェイン60mg、アリルイソプロピルアセチル尿素15mg)、月経痛を主たる対象としたバファリン エル(アセトアミノフェン150mg、エテンザミド250mg、アリルイソプロピルアセチル尿素30mg、無水カフェイン60mg)、小児用の小児用バファリンチュアブル(アセトアミノフェン50mg)、さらに風邪薬として、バファリンジュニアかぜ薬、キッズバファリンシロップ、キッズバファリンかぜシロップ、キッズバファリンせき止めシロップ、がある。
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