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安全性が高いとされ、様々な風邪薬に配合されている。
ヒト経口致死量(LD50)は、成人で13g〜25g程度と考えられている。
アセトアミノフェンは、消化管からの速やかに、かつ完全に吸収される。治療量を飲んだ場合でも1時間以内、中毒量でも4時間以内には最高血中濃度が得られる。そして消化管から吸収されたアセトアミノフェンの殆どは肝臓で硫酸抱合とグルクロン酸抱合を受け、尿中へ排泄される。
しかし一部は肝臓のチトクロムP450酵素系により、毒性のある中間代謝物N-アセチル-p-ベンゾキノンイミン(NAPQI)となる。この物質は肝細胞中でグルタチオン抱合により薬理学的に不活性な抱合体となり(つまり解毒され)尿中に排泄されるが、許容量を超えてアセトアミノフェンが服用されるとグルタチオンが枯渇してしまい経路は飽和、解毒しきれなかったNAPQIが肝細胞の壊死を引き起こす。
アルコールと同時に摂取すると有害作用が増大するので注意。
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