ニコレット

読み:ニコレット
外語:nicorette 英語
品詞:商品名

1978(昭和53)年にスウェーデンのファルマシア社(現ファイザー社)が開発した禁煙補助剤(ガム)。医薬品。商品名は同社の登録商標である。国内で初めて、処方箋不要の一般医薬品として販売された禁煙補助剤。

煙草麻薬(ドラッグ)の一つであり、しかも依存性が極めて高い。絶てば(禁煙すると)必ず禁断症状が出る。そこで煙草そのものは辞めながら、ニコチンを別途補充することで(これをニコチン置換療法という)禁煙を成功させる補助剤がニコレットである。

煙草に含まれている成分であるニコチンを含有したガムで、一錠に2mgのニコチンが含まれている。このガムを噛み、ニコチンを口腔粘膜から吸収させて使用する(つまりニコチンを飲み込むのではない)。普通のガムとは噛み方が違うので、購入時に薬局の薬剤師の説明を聞くと良い。

テレビCMの "吸いたくなるマン" の独特の恐さと台詞(禁煙してても 吸いたいよ〜 吸いたいよ〜)で、お茶の間を恐怖に陥れると同時に知名度が一気に上昇した。

この製品は発売1年で利用者数が100万人を超えるヒットとなっている。

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