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正式には "臓器提供意志表示カード" といい、脳死や心臓死時に自分の臓器を提供するか否かの意思を書状にて示すためのカードのこと。類似品に運転免許証や保険証などに張りつけるためのドナーシールがある。
日本でも、従来より "角膜及び腎臓の移植に関する法律"(通称、角腎法)により心臓死後に移植可能な臓器を提供することができた。さらに一歩踏み込んで、1997(平成9)年10月に成立した "臓器の移植に関する法律"(通称、臓器移植法)により、文書で提供の意思を示していて、かつ家族の同意があった場合にも移植可能な臓器が提供できるようになった。
この法律に伴い、文書として自分の意思を示すために厚生省や(社)日本臓器移植ネットワークにより用意されたのが、このドナーカードである。カードは、1.脳死後に提供したい臓器、2.心臓死後に提供したい臓器、3.提供の意思は無い、の3項目に分かれていて、自分の意思通りに○×を付け、そのカードを携行する。このようなカードは緊急の場合や本人の意識が無い場合も本人の意思が確認できるとあり世界中で普及していて、例えば運転免許証の裏をドナーカードとして利用できる米国では人口の2割以上がドナーカード所持者だといわれている。
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