コマ収差

読み:コマしゅうさ
外語:coma 英語 , comatic aberration 英語
品詞:名詞

光学系に斜めに入ってきた光が、通ってきた経路によって少しずつずれた点に集まる現象。視野周辺に行くに従い影響が強く見られる。

ニュートン式望遠鏡をはじめ、多くの反射望遠鏡ではコマ収差が除去されていない。そのため、視界の中心では点像を結ぶ場合でも、周辺では星は点像にならず、まるで彗星のような流れた像となる。

コマ収差はF値が小さいほど、また低倍率なほど良く目立つ。また、コマコレクターなどと呼ばれる、コマ収差を打ち消すためのレンズ系が用意されることもある。

関連する用語
反射望遠鏡
F値

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