唐辛子などを混ぜ合わせた、朝鮮の醱酵食品であり、調味料。日本では味噌の一種とみなして「唐辛子味噌」と呼ばれる。
朝鮮料理でよく利用される調味料である。唐辛子を原料に、もち米や麹などを混ぜて作られる。
ハングルでは、고추(コチュ)が唐辛子、장(ジャン)が醬を意味する。
なお、唐辛子を意味する고추は、苦椒(고초(コチョ))が訛ったものとされている。ゆえに、中文では苦椒醬と訳されている。
朝鮮には、日本の醬油に相当するカンジャン(간장)と、味噌に相当するテンジャン(된장)があった。
16世紀末、豊臣秀吉の文禄・慶長の役(朝鮮出兵)の頃に日本から唐辛子が伝来すると、18世紀頃までにはコチュジャンが作られ使われるようになっていたという。
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