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性欲を自らの手で解消すること。手淫(しゅいん)、自慰(じい)。
オナニーをし過ぎると、「ハゲる」あるいは「頭が悪くなる」といった都市伝説が存在するが、それらは必ずしも事実ではない。
オナニーによって身体にどのような影響を与えるかという研究は、決して多くはないが、少なくともそのような風説は、科学的には認められていない。
男性がオナニーをすれば、開始より射精直前まで、男性ホルモンであるテストステロンの血中濃度は上昇し、射精の瞬間を最大値として、以降は減少することが実験により明らかとなっている。
テストステロンなどは年齢と共に減少するため、自律神経に支障を来し男性更年期障害を引き起こすことが知られるが、オナニーはこのテストステロンを一時的に増やすため、健康に良い可能性がある。
また同様に、勃起後から射精前後まで、乳汁分泌ホルモンとしても知られる黄体刺激ホルモン(プロラクチン)や、副腎皮質ホルモンの一つであるコルチゾールの血中濃度が上昇することも確認されている。
プロラクチンは射精後の不応期(いわゆる賢者タイム)に関与すると考えられており、このため射精によってプロラクチンが上昇しない人は射精の連射が可能とされている。
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