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スパゲッティなどのパスタの茹で加減において、歯応えが残る茹で加減であるもの。
イタリア語でalはa(前置詞)+il(定冠詞)で「〜に」といった意味を持つ。denteは「歯」であり、つまり直訳すれば「歯に」となる。
乾麺は、中心に髪の毛ほどの細さで僅かに芯を残す「アルデンテ」と呼ばれる茹で加減にすることで、「プリプリとした歯応えのある食感」を楽しむことができるとされる。
スパゲッティは世界中で食べられているが、しかしアルデンテの茹で加減を良しとする国は、先進国ではイタリアと日本だけとされ、世界的にはマイナーな茹で加減である。
つまり、信じがたいことにスパゲッティはふにゃふにゃになるまで茹でた茹で加減がグローバルスタンダードなのである。
特にフランスでは食物はソフトで滑らかな口当たりが最高とされてるために、イタリア料理店であってもフランスの店ならアルデンテではなく柔らかめに茹でて提供される。その茹で過ぎのフニャフニャの麺をナイフで切ってから食べる。
イタリアのレストランでは当然ながらアルデンテになるが、アルデンテを好むのはイタリア人と日本人だけなので、その他の国の人々は「イタリアでパスタを食べたら半生で硬いのが出てきた」という感想しか抱かないのだという。
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