アキュームレーターマシン

読み:アキュームレーター・マシン
品詞:名詞

マイクロプロセッサーの設計の一つで、演算を、必ずアキュームレーターを対象に実施する設計。アキュームレーター方式とも。

目次

8ビットマイクロプロセッサーなど、古典的な設計のマイクロプロセッサーでは主流となる設計方針だった。

アキュームレーターマシンの設計では、演算器(ALU)に対応付けられた演算レジスターが、単一のACC(アキュームレーター)レジスターのみとなる。

演算レジスターを一つに絞ることで、回路構成を単純化したり、命令語数を減らしたりできるメリットがあった。

アキュームレーターマシンでは、演算はアキュームレーターと他のレジスターまたはメモリーとの間でのみ実施され、演算結果は常にアキュームレーターに返されていた。

この設計では、値が返されるのはアキュームレーターと決まっているため、アセンブリ言語においてもアキュームレーターをいちいち記載しないものが多かった。

ADD reg

この場合、A ← A + reg という演算となり、暗黙のうちにアキュームレーターが使われた。

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