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トランジスタとそれに付随するキャパシタ(コンデンサー)で構成されるメモリー。安価、低速、低電力、大容量を特徴とする。
データはキャパシタに電荷として蓄えられるが、電荷は時間と共に放電されるため、定期的に再書き込み(リフレッシュ)をする必要がある。
どの程度の間隔おきにリフレッシュするかを「リフレッシュサイクル」あるいはリフレッシュ間隔という。リフレッシュとメモリーアクセスは同時にはできない、つまりリフレッシュ中にメモリーの読み書きはできないので、作業中には他のアクセスを待たせるためのDRAMリフレッシュアービター回路と呼ばれる回路も必要になり、こういった制御回路を総じて、メモリーコントローラー(回路)という。
8ビットマイクロプロセッサーの時代にはCPUにリフレッシュ用の回路が内蔵されていたが、メモリーが大容量になるにつれ、外部のプロセッサーで処理されるようになった。Intelのx86シリーズでは、16ビットマイクロプロセッサー、32ビットマイクロプロセッサーの時代は外部で、そして64ビットになってからは再びCPUに内蔵されるのがトレンドとなった。
通常のDRAMは、1アクセス毎にアドレスと内容を探しに行くため、時間が掛かる。
そのため、それを改善した各種の高速DRAMの開発や搭載も行なわれている。EDO DRAM、SDRAMといったものが、パーソナルコンピューターの分野では有名である。
一般のRAMは、クロックの立ち上がりで転送を行なう。
これに対し、クロックの立ち上がりと立ち下がりの両方で転送を行なう倍速データ転送を可能としたものがDDR(ダブルデータレート)のSRAM、つまりDDR SDRAMである。
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