Cyrix 6x86MX

読み:サイリックス・ろくエックスはちろく・エムエックス
外語:Cyrix 6x86MX 英語
品詞:名詞

Cyrix(後のVIA)の開発した、x86互換32ビットマイクロプロセッサーのひとつ。

目次

開発コードネームは "M2"。同社のCyrix 6x86MMX対応にしたもの。

時期的にはPentium Ⅱに対抗するプロセッサーだが、形状はSocket 7、つまりPentiumと互換がある。

ダイサイズ198mm²の中に650万トランジスタを集積し、MMX Pentiumと同じく0.35µmプロセスの5層基板で作られている。形状はセラミックパッケージのSPGAで、MMX Pentiumと同じデュアルボルテージ仕様となっている。

MMX命令はMMX Pentiumなどと同様に1命令のみ発行でき、2命令発行できるPentium Ⅱより処理能力的に劣る。但しこれは、その当時、まだ利用の少なかったこのような機能よりも一般的なアプリケーションの高速化を目指すという設計コンセプトのためである。

また、Intelのライセンスを受けてMMX機能を実装した当時のAMDとは違い、Cyrixは機能を独自解析して実装している。互換性などの危惧される点もあって、6x86MXにとってMMX機能は得意分野とは言えなかった。

用語の所属
マイクロプロセッサー
Socket 7
6X
MX
関連する用語
Cyrix 6x86
Cyrix

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