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AppleのiPad 2で採用されたマイクロプロセッサー。
Appleが、iPad 2のために設計したSoC(System-on Chip)で、iPhone 4Sでも採用された。CPUのほか、GPUやDRAMがオンダイで搭載されている。Apple製品専用として作られており、チップ単体での販売はされていない。
ダイサイズは実測で12.1mm×10.1mmで、面積は約122.2mm²である。先代のApple A4と比較して約2.3倍の面積があり、SoCとしてはかなり巨大である。
A4と同様にSamsung Electronics社の45nm世代で製造されているが、それだけに巨大で高コストなチップになってしまったようである。今後は、台湾TSMCやインテルなど、より技術力が高く進んだプロセス(32nmか22nm)で製造される。
後継は「新しいiPad」(第3世代iPad)で採用されたApple A5Xである。
ARMアーキテクチャのCPUに、各種の周辺を組み合わせている。
A5は全ての搭載機能が公開されているわけではない。
チップの分析によれば、A5にはAudience社の技術による「バックグラウンドノイズ除去機能」が存在するとされている。Appleの音声認識機能SiriがiPhone 4S以降専用でiPhone 4では動作しない理由の一つとして、A5に搭載されたこの音声ノイズ除去機能が理由ではないかとする説もある。
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