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旧RCAが築いたCD4000番台のCMOS論理回路のファミリー。TI社の74シリーズTTLと張り合ったつもりなのか、ピン配置などは単純なゲートICでさえも74シリーズとの互換性は全く考慮されていない。しかし、RCAはその後GEに買収・解体され、CD4000シリーズはHarris Semiconductor社を経由した後、昔の仮想敵(?)Texas Instruments(TI)社の手中に納まった経緯がある。
プロセスは "メタル・ゲート型" と呼ばれるもので、電源電圧が3〜18Vと極めて広い範囲で使用可能なのが特徴。しかし動作速度は猛烈に遅く、せいぜい数MHzまででしか使えない為、その後急速に74HCという高速CMOSのシリーズに押された。しかもこの74HCはその名の通り、歴史が古く親しまれた74シリーズのピン配置を武器として普及したため、以後は4000シリーズという体系までもが影が薄くなる羽目となった。但し、広い電源電圧で使用できるという点では、今でも4000シリーズに代わるものはない。
セカンド・ソースとしてMotorolaのMC14000シリーズが古くからあるが、これにはMC14500番台のオリジナル製品群が追加されている。これらは後にCMOS本家のRCAにも4500シリーズとして逆輸入され、今では4000/4500を合わせて一つのファミリーとみなされている。4500シリーズには、一ひねりした機能を持つものが多い。ちなみに第一号のMC14500は「1ビット・マイクロプロセッサー」(プログラムで動作するリレーのようなもの)である。MC14400シリーズという一群もあるが、14500シリーズ以上に機能性が高く特殊なため、世間ではセカンド・ソースの対象外と見なされている。
紛らわしいことに、東芝のTC40HシリーズCMOSというのは、40で始まる命名にも関らず、実は74シリーズである。例えば40H000というのは7400のロジック・ピン配置を持つICである。
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