帯状回

読み:たいじょうかい
外語:Cingulate gyrus 英語
品詞:名詞

大脳辺縁系に属するのうち、動機付けを司る部位。何らかの行動を積極的にやるべきか、やらないかを判断する中枢。

目次

脳梁の前端から、脳梁の上を回り、その後端まで達する、比較的広範囲に広がる部位である。

脳梁との間には脳梁溝、上前頭回との境界には帯状溝という溝がある。

動機付け

部位により機能が異なる。前部前端は「情動」、脳梁の上を回る部分で「認知」、脳梁後部で「空間認知」、後部後端で「記憶」をそれぞれ司る。

動機付けの重要な中枢であり、もし帯状回を損傷すると動機付けを失ってしまい、意欲喪失を招き何もしなくなってしまう。

記憶

記憶を司る脳の部位の一部でもある。

海馬‐脳弓・乳頭体‐視床下部‐視床前核‐帯状回‐海馬、という回路を作っており、これはパペッツの回路と呼ばれている。

大脳新皮質とパペッツの回路は、帯状回経由で交信している。

用語の所属

大脳辺縁系
CG
関連する用語
海馬
視床下部

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