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熱や薬品、放射線等の影響により皮膚など体表組織が損傷すること。焼けただれること。通称は「火傷」(やけど)。
感電等による熱傷は、皮膚はおろか体内組織にまで影響が及ぶため、重篤になる可能性が高い。
低圧の感電の場合は心臓麻痺や呼吸停止で死亡する例が多いが、高圧の場合は熱傷が加わることになる。
熱傷では、冷やすことが必要である。熱傷を負った場合は、1秒でも早く冷やすことが推奨されている。
冷やし方としては、流水で冷やすのが望ましい。時々氷などで冷やす場合があるが、直接氷を当てると冷えすぎ、周囲の組織が凍傷を起こすことがあるため、望ましくない。
また熱傷が真皮に及ぶ(熱傷Ⅱ度)と水疱(水ぶくれ)が出来る。水疱の標準的な治療法は今のところ存在しないが、水疱は感染防御等に役立つこともあるので、できれば破かない方が良いとされている。
水疱が破れてしまった場合は皮膚を除去した上でフィルム等で皮膚を覆う治療をすることになる。民間療法でアロエなどを使う例があるが、これは逆効果なので止めた方が良い。
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