液体となった水素のこと。概ね−253℃程度で液体となる。略して「液水」。
水素は、融点13.66K(−259℃)、沸点20.13K(−253℃)なので、液体水素として存在するためには、温度がその間である必要がある。
液体燃料ロケットや、固体燃料ロケットの燃料として、液体酸素と共によく使われている。
ロケットなど宇宙用途から本格的な利用が始まり、やがて内燃式水素自動車などへの応用、また水素を使う工業分野などでも広く使われるようになった。
液体ヘリウムほどではないが液体窒素よりは低温であるため、冷媒としても使われる。例えば二硼化マグネシウム(MgB2)は、液体水素を冷媒とした高温超伝導が可能な物質である。
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