チエノジアゼピン

読み:チエノジアゼピン
品詞:名詞

分子構造がチオフェン環+ジアゼピン環+アリール環から成り立つ物質のこと。

目次

マイナートランキライザー(抗不安薬)の成分として使われている。

チエノジアゼピンは、筋弛緩や催眠作用の少なさと、抗不安効果の強く短い作用にある。ゆえに服用による効果は実感しにくいが、効果の短さは肝臓の弱まった老年患者に向いている。

類するベンゾジアゼピンベンゼン環+ジアゼピン環+アリール環から成り立つが、チエノジアゼピンはこのうちのベンゼン環をチオフェン環に置き換えたものである。

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