ソラナックス

読み:ソラナックス
外語:solanax 英語
品詞:商品名

アルプラゾラムを成分とする精神神経用剤(抗不安薬)。

メーカーはファイザー。

目次

製品

薬価は随時変更される。記載の薬価は執筆時点。

  • 0.4mg錠: 薬品コード1124 023F 1037、識別コードUPJOHN72、薬価10.1円/1錠
  • 0.8mg錠: 薬品コード1124 023F 2033、識別コードUPJOHN91、薬価17.2円/1錠

効能・効果

用途

心身症(胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)に伴う身体症候、不安・緊張・抑鬱・睡眠障害に効果がある。

主な適用は不安神経症、パニック障害で、同様の症状を呈する鬱病や不眠症などにも使われる。

抗不安薬としての効果

穏やかに作用しながら、不安や緊張を除き、心を落ち着かせる働きがある。

飲んで15分ほどで効き始める。効果は4〜5時間程度。

安定剤としての効果

安定剤としては中ランクで、切れたことが実感できる。

このことから、煙草のような依存が生まれる。

またアルコールとの併用も危険で、歯の震えを伴う悪酔いなどの症状を発症するようだ。

成分・添加物

添加物

規制区分

本剤は向精神薬であるため、2002(平成14)年3月18日厚生労働省告示第九十九号により、投与量は一回につき14日分が限度となる。

用法・用量

成人にはジアゼパムとして1日2mg〜4mgを1〜2回に分割経口投与する。

剤形

0.4mg錠は楕円白色の割線入り素錠

ソラナックス0.4表
ソラナックス0.4表

ソラナックス0.4裏
ソラナックス0.4裏

0.8mgは円形白色の割線入り素錠。

風味等

味は苦い。

名称の由来

不明。

妊婦・授乳中の婦人への安全性は確立していない。ベンゾジアゼピン一般は、新生児へ悪影響がある事が知られる。また母乳中への移行が確認されている。

高齢者へは慎重に投与すること。

副作用など

眠気、倦怠感等が確認されている。

副作用として、筋弛緩作用による肩こり腰痛の緩和などもある。

普通に使う分には問題はないが、長期大量に服用すると依存性、離脱症状が生じる。耐性は、基本的には付きにくいと言われている。

  • 精神神経系
    • 眠気 (0.1〜5%未満)
    • ふらつき、目眩い (0.1〜5%未満)
  • 循環器系
  • 肝臓
  • 消化器系
    • 口渇 (0.1〜5%未満)
    • 悪心嘔吐 (0.1〜5%未満)
    • 便秘 (0.1〜5%未満)
    • 食欲不振 (0.1〜5%未満)
  • 骨格筋
    • 倦怠感、脱力感 (0.1〜5%未満)
  • 過敏症
    • 発疹 (0.1%未満、注意)
    • 掻痒 (0.1%未満、注意)

発疹・掻痒などが生じた場合は服用を中止すること。

このほかに、おねしょ頻尿尿失禁など尿まわりの副作用も報告されている(頻度不明)。

武田薬品との共同開発で、武田薬品のコンスタンとは同一の薬である。

ゾロ多数

  • アゾリタン (大洋)
  • カームダン (共和)
  • メデポリン (メディサ=沢井)
  • メンビット(東和)
用語の所属
精神神経用剤
催眠鎮静剤
アルプラゾラム
関連する用語
コンスタン

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