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既存のダイヤグラムの修正により行なわれるダイヤ改正のこと。対義語は白紙改正。
局地的で路線網全体に影響が出ないようなダイヤ改正を行なうときに採用される手法である。ただし、挿入式改正を何度も行なっているとダイヤに矛盾点などが生じてくるため、それを一挙に解消させるために5〜10年おきに白紙改正が行なわれるというのが一般的である。国鉄では白紙改正は3〜5年に1回の頻度であった。
元となったダイヤがしっかりしていればそれなりに融通は利くため、大規模なダイヤ改正に見えても実際には挿入式改正であることも多い。たとえば、東海道新幹線開業時の1964(昭和39)年10月の国鉄ダイヤ改正は東海道本線の特急列車が大量に山陽本線に転配される大幅なダイヤ改正であるが、これは挿入式改正によって行なわれている(白紙改正は翌年1965(昭和40)年10月)。
また、最近のJRグループは地域性が強くなってきた、あるいはコストの削減のため、1988(昭和63)年の一本列島以降はすべて挿入式改正でダイヤ改正を行なっている。
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