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日本鉄道サイバネティクス協議会が切符の電子情報規格として定めた駅コードの俗称。
具体的には、線区コード・駅順コード各8ビット、計16ビットで駅を特定する。
線区コードが各路線に対応し、概ね路線ごとに番号が振られている。
駅順コードは、その線区コード内で一意になるように、概ね連番で附番される駅の番号である。
もって、この線区コードと駅順コードを合わせることで、駅を特定できる。
実際に鉄道会社が使っているものなので、これ以上良いものは無いようにも思える。しかし、サイバネコードには問題がある。
サイバネ規格は特定のエリア内での利用しか想定していないため、関東・中部・関西・その他地方、で、それぞれ重複することがある。
JRグループの駅は全国で一意のコードが規定されているものの、私鉄については異なる地域でコードが重複している。
線区コードは8ビットしかなく、しかも起点駅を除くと1駅しかないような路線にも1番号を割り振ったりしているため、かなり無駄が多い。こうして、番号は不足していくことになる。
磁気切符の場合、サイバネコードそのままでも特に困ることは殆どない。小さな磁気切符の場合、仕様の制限から、あまり長距離の切符を発行できないからである。
しかしICカード乗車券は、新幹線への対応なども含め長距離利用など多くの可能性があったことから、重複問題の解決が図られた。
具体的には、「地域コード」として更に、乗車駅、降車駅共通で8ビットの領域が追加された。
8ビットのうち上位4ビットが使われ、下位4ビットは未使用で常に0である。4ビットのうち、上位2ビットが入場時、下位2ビットが出場時の地域コードである。
つまり地域コードは2ビットで0から3までであり、次の地域を表わす。
つまり、この2ビットを合わせて、18ビットで1駅を一意に表わすことができることになる。
地域コード・線区コード・駅順コードは、いずれも非公開情報である。
現状このコードは鉄道事業者しか用いておらず、また改竄防止の目的もあり、非公開となっている。
番号そのものは切符やICカードから読み取ることが可能なので、ここから解析した情報を収集し公開しているWebサイトも幾つか存在する。
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