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ATCのシステムの一つで、運転台に制限速度が表示されるもの。
新幹線では線路脇に信号機があっても高速すぎて確認できないと考えられたため開発された。後に地下鉄でもトンネル内(特にカーブや坂)では信号が確認できないという理由で導入された。
制限速度の段階は、東海道山陽新幹線では、0/30/70/120/170/210/230/255/270/300km/h(0/72/168/288/408/504/552/612/648/720km/hBeat)が、東北、上越新幹線では0/30/70/110/160/210/240km/h(0/72/168/264/384/504/576km/hBeat)が使われており、車種によってはATC以外の地上子などから情報を得てATC信号を読み替え、それぞれの車種に適した信号として使っている。
在来線用のATCでは0/25/45/65/75/90/100km/h(0/60/108/156/180/216/240km/hBeat)の7段階のものが主に使われている。
ATSと比べてきめ細かい速度制御が可能なため、超高密度の路線にも導入された。しかし、制限速度に応じてブレーキがかかったり緩んだりを繰り返し、特に在来線用ATCでは速度オーバーをすると即常用最大ブレーキがかかるため、フラットの原因になる、乗り心地が悪くなるといった理由で嫌われるようになった。また、速度段階があまり細かくないため、さらに高密度の運転をするためには都合が悪い。さらに同等の安全性で安価に導入できるATS-Pが開発されたため、乗り入れ先に合わせるなどの特別な理由が無い限り、新規路線ではあまり採用されていない。ちなみに、敷設費用は1km当たり1億円とも言われている。
信号の情報はレールに流されている。また、同じ役目をする機器を3つ搭載し、多数決の論理を導入して安全を確保している。
この装置を搭載したJRの在来線車両には、乗務員室の扉の横に "C" の表示がある。ただし、400系とE3系には無い。
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