コミックマーケット80

読み:コミックマーケット・はちじゅう
外語:C80 英語
品詞:固有名詞

第80回目のコミックマーケット夏コミ。震災後初のコミケ。

目次

2011(平成23)年8月12日から8月14日の3日間にわたって東京ビッグサイト(有明)で開催された。

会場は全館使用。

カタログの表紙はサークル・ハチ丸の猿屋ハチが担当した。

震災

3ヶ月前の3月11日東日本大震災が発生した。

発電所の停止から無茶な節電が要求される中、開催を自粛するのかどうかなども含めて開催自体が危ぶまれたものの、何とか無事に開催され、天候にも恵まれた。

参加者数は、1日目16万人、2日目18万人、3日目20万人、合計54万人と公式発表された。去年の夏コミC78から約2万人減となっている。

今回は、いつもの森林保護募金ではなく、震災義援金を実施した。

なお、今回は設営の後、東ホールで避難訓練が実施された。

バタンQ

発表によれば、今回は一日あたり160人から200人程度が倒れたとされている。

非常に気温が高く、コミケの中の人によれば1度気温が上がるごとに100人倒れる人が増えるという中で、この人数は少ない方だという。

今回も一日数台の救急車が呼ばれたが、一般参加者以外が呼んだもので、一般参加者は大事に至らず、休憩後は戦場に復帰していったという。

なお、コミケは普通の空間ではない。倒れないよう、予め入念な準備が必要である。

会場関係

会場老朽化に伴う改修工事は、震災の影響で終了が遅れ、使えないトイレが発生した。

どこかでバイオハザードな問題が発生していたかも知れないが、定かではない。

偽札

1日目に偽札が出た。

大手サークルでは流れ作業になるため、偽札に気付きにくいのだという。

コスプレ

従来、コスプレ等でも、長物などは無条件で持ち込み禁止だった。

今回から規制が緩和され、持ち込みの禁止から「行動規制」へと変更された。

これにより、模造刀、バトン、ネギなどを持ってコスプレする人が増えたようである。

迷子放送

2日目に迷子放送。

実際に消息を絶ったのは子供ではなく80代のお婆さんで、孫(10代)と一緒に来たが、お婆さんだけ先に帰宅したという。

コミケは戦場である。80代の一般のお婆さんが無事でいられるような環境ではない。孫も、あまり無理なことをするべきでない。

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