らいか・デイズ

読み:らいか・デイズ
品詞:商品名

むんこ著作の青年まんがで、4コマまんが

芳文社まんがホーム、まんがタイムオリジナル連載。

目次

花丸小学校6年2組の来華は児童会会長兼、学級委員長。頭脳明晰、成績優秀。悪い生徒には容赦なく鉄拳制裁。持ち前の優しさとリーダーシップで、クラスメイトだけでなく、他のクラスや学年の生徒、先生、PTAにまで頼りにされるスーパー小学生である。

そんな彼女も、やはり万能ではなく、恋話(こいばな)や料理、工作は苦手だった。そんな彼女の日常を綴る。

スーパー小学生

主人公の来華は優秀な女の子だが、万能という訳でもなく、どこか憎めない変なところを持っている。またお母さんの前では普通の子供に戻ってしまう。

恋愛に関しても、純情で、恋と言うにはあまりにも淡い二人の関係は、どこか懐かしさすら感じられる。

このような、日常のスーパーぶりと普通さのギャップを描くのがこの作品の大きな特徴であり、これがほのぼのとした雰囲気を作っている。

作風

小学生の日常を描いた4コマまんがである。

絵自体は、線もシンプルな普通の4コマまんが的な絵である。

萌え系の絵には程遠く、背景も少なく、線もシンプルでありながら、根強い人気を獲得している。

内容

来華はスーパー小学生でありながら家では普通の子供、対する彼氏、竹田も普通の秀才だが中身はやはり子供である。

竹田はその子供的な恋愛心から好きな子にちょっかいを出すかのように描かれる。非現実的な設定でありながら、どこか現実的な姿も垣間見せて、妙なリアリティを醸し出している。

加えて、クラスメイトや先生は本格的に普通であり、しかし来華はその中で差別されることもなく浮くこともなく、溶け込み、周囲に頼られながら生活している。

このように、普通ではありえないような特殊な設定を与えられた、しかし普通の小学生には違いない来華や竹田に対し、応援したくなるような感覚で感情移入できる、キャラクターの魅力が存在する。

世界観

場所

作中では特に何県と場所が決められているわけではないが、関東近県の雰囲気である。

単行本6巻で、舞台が花丸町で、同作者作「だって愛してる」と同じ舞台であることが明言された。

ちなみに同作者作「まいほーむ」1巻では、花丸町は埼玉県にあることになっている。

カエルがデカい

この世界に登場するカエルは、とにかくデカい。

まなみちゃんが嫌がるのも分からないではない。

グッズ類

ナバウサギは、NOVAウサギがモチーフになっていると思われる。

ミラクルちゃんは、パワーパフガールズあたりを元にしたものと思われるが、詳細は不明。

単行本は既刊13巻。まんがタイムコミックス。

  1. ISBN978-4-8322-6382-6 (2005(平成17)年3月3日)

  2. ISBN978-4-8322-6420-5 (2005(平成17)年10月3日)

  3. ISBN978-4-8322-6454-0 (2006(平成18)年4月3日)

  4. ISBN978-4-8322-6492-2 (2006(平成18)年10月7日)

  5. ISBN978-4-8322-6531-8 (2007(平成19)年4月6日)

  6. ISBN978-4-8322-6575-2 (2007(平成19)年10月)

  7. ISBN978-4-8322-6685-8 (2008(平成20)年11月7日)

  8. ISBN978-4-8322-6748-0 (2009(平成21)年6月6日)

  9. ISBN978-4-8322-6799-2 (2009(平成21)年12月7日)

  10. ISBN978-4-8322-6855-5 (2010(平成22)年6月7日)

  11. ISBN978-4-8322-6913-2 (2010(平成22)年12月7日)

  12. ISBN978-4-8322-6971-2 (2011(平成23)年6月7日)

  13. ISBN978-4-8322-5027-7 (2011(平成23)年12月7日)

  14. ISBN978-4-8322-5082-6 (2012(平成24)年6月7日)

  15. ISBN978-4-8322-5137-3 (2012(平成24)年12月7日)

関連する単行本は次の通り。

学校が舞台なので先生やクラスメイトは多数登場するが、名前が付いたキャラは主役級だけである。その名の多くは、カメラ関係の、しかもかなりマニアックな用語からとられている。

以下、単行本1〜7巻までに登場した分を紹介する。

6年2組

春菜来華(はるな らいか)
  • 花丸小学校6年2組、12歳。児童会会長兼、学級委員長。6月生まれ。
  • 勉強も仕事も得意の優等生。でも恋話(こいばな)は苦手で、工作や料理は絶望的。
  • 時代劇が大好き。ギャグのセンスも谷啓の時代で止まっている。もちろん最近の芸能人の名前など知る由もない。
  • 竹田君にライバル心を燃やされるが、満更でもない模様。突っ掛かって来る竹田君にときめいたりする。実は大好き。しかし竹田が惚れていることを知らない。
  • 低体重児として生まれたためか、今も体は小さい。現在は従姉妹の5歳児並みの貧乳に悩んでいる。
  • ナバウサギや、子供向けアニメの「ミラクルちゃん」が好き。
  • 名前は、ライカ(現ライカカメラ)の創始者オスカー・バルナックの開発した「バルナック型ライカ」から。名前の由来については単行本6巻で触れられている。
竹田将一(たけだしょういち)
  • 来華のクラスメイトの秀才少年。テストはいつも99点または97点。
  • 来華に惚れている。本人は否定するが、両想いは周囲にバレバレで、将一と来華、双方の両親の公認である。しかし来華が惚れていることを知らない。
  • 料理や洗濯などが得意。将来は来華と結婚する気満々だが、来華の苦手を補えるかもしれない。
  • 子供向けアニメの「ミラクルちゃん」が好き。
  • 両親共働きで、父は単身赴任中。
  • 名前は、カール・ツァイス研究家でありカメラ蒐集家である竹田正一郎から。
浦部蒔奈(うらべ まきな)
  • 6年2組に転校して来た、容姿端麗 頭脳明晰な少女。
  • 両親は海外出張中で、家には家政婦などがいる。
  • お嬢さま風だが、庶民的。色気で学校の男子を虜に。
  • 絵も上手く、成績以外では全て来華より上の真の天才だが、成績だけは来華には敵わない。
  • 登場人物の中ではひときわ特殊な設定を与えられた蒔奈の存在が、来華の「普通さ」をより引き立てている。
  • 財津紺太先生にぞっこん。前の学校で財津先生の優しさに触れたことが切っ掛けである。
  • 名前は、かつてのドイツのカメラメーカー、プラウベルマキナから。
原まなみ
  • 来華のクラスメイト。来華といつも一緒にいる友達のうち、ツインテールの子。2巻79ページでようやく姓が判明。名前は3巻57ページに登場。
  • 叔父さんが民宿をやっている。
  • 秋山君が好きだったらしい。カエルは超嫌いらしい。
  • 小西と相思相愛らしい。
  • 名前は、女優でありカメラマンである「本上まなみ」からと思われるが、定かではない。「原」については不明である。
青山陽子
  • 来華のクラスメイト。来華といつも一緒にいる友達のうち、ロングヘアの子。3巻57ページに名前が登場。姓は7巻で初登場。
  • ギターが得意。
  • 林君が好きだったらしい。
  • ロックバンド「デビル」のファンだった。
高橋悠美(たかはしゆうみ)ちゃん
  • 来華のクラスメイト。来華といつも一緒にいる友達のうち、ショートヘアの子。3巻55ページに名前が登場。姓は高橋(初登場話未確認)。
  • 裁縫が得意。
小西六広(こにしむつひろ)
  • 竹田のマブ。いつも頭にバンダナを付けている。
  • 名前は4巻で明らかに。
  • まなみと相思相愛らしい。
  • 名前は現コニカミノルタの前身、小西六から。

小学校

東野麻美(ひがしのあさみ)
  • 6年2組の担任。
  • 名前は4巻で明らかに。
  • 夫とは見合いで知り合い(単行本4巻)、後に結婚(6巻)。旧姓は藤田で、夫の名は幸太。
  • 子供(息子)が一人いる。子供の名前は「小太郎」らしい。
財津紺太(ざいつこんた)
  • 剛腕、でぶ。見かけによらず、走ると速い。6年1組の担任が急病につき、花丸小学校にやってきた非常勤の先生。2組の担任には名前が無い時に、彼には最初からフルネームがあった。
  • 自室には筋力トレーニングマシンが装備されている。唯のでぶでは無いようだ。
  • 以前は、蒔奈の転校前の学校に教育実習に来ていた。蒔奈に熱烈に惚れられている。
  • 孤児で、孤児院「子馬の家」育ち。時々この孤児院に通って子供達と遊んでいるらしい。孤児院の女先生に惚れられている模様(7巻)。
  • 名前は、カメラメーカー「ツァイス・イコン」と、同社の製品、イコンタシリーズ又はコンタックスの組み合わせからと思われる。
  • 紺太に似た顔の捨て犬が蒔奈に拾われたとき、犬には「カール」と命名された。カールツァイスからと思われる。
世良京子(せらきょうこ)
  • 6年2組の担任の産休代理として登場(7巻)。その後は1年生の担任に。
  • 来華よりも背が低い。
  • 名前は、京セラからと思われる。

春菜家関係

来華の父
  • 無神経でデリカシーのカケラもない、ごく有り触れたおじさん。
  • 見かけによらず、何と来華よりも賢いらしい。来華の才能は父親譲りか。
  • 職業は不詳だが、設計、製図関係である。
春菜房江(来華の母)
  • いかにも普通の母親な、来華の母で、専業主婦。放任でも過保護でもなく、来華には程々に愛を注ぐ。
  • ケーキよりも煎餅とかが好き。
  • お酒は飲めない。
かのん
  • 来華の従妹の女の子。5歳。東京都在住。既に彼氏(すずらん組のまさる君)がいるらしい。
  • 名前は、カメラメーカーの「キヤノン」から。
安原一(やすはら はじめ)
  • 来華の従兄の青年。最初は大学受験性だったが、無事に大学生に。将来は学校の先生になりたいらしい。
  • 一は進学・成長しても、来華と愉快な仲間たちは年齢そのままなのは、お約束であろう(サザエさん時空)。6巻では遂に20歳に。
  • 名前は、かつて存在した安原製作所というベンチャーの、安原一式(やすはらいっしき)というカメラ。マニアしか知らない。
関連する用語
4コマまんが
むんこ

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