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日本商品番号。1978(昭和53)年にEANに加盟した日本が採用したEANの統一商品コードのこと。バーコードなどに使われている。
現在、殆どの市販製品に付いている、代表的なバーコードである。
JANのバーコードはEANと全く同じなので、技術的な仕様(縞々の表現方法)はEANと全く同じである。
EAN/JANのバーコードのうち通常の長さのものは、全部で30本の黒い線と、29本の白い線で出来ている。そして、黒い線2本と白い線2本で1つの数字を表わしている。
読み取り機は、この4本ずつの白黒の線15組を読み取り、数字に変換してコンピューターで処理している。
なお、15組のうち3組は「始まり」「中央」「終わり」を表わすための線の組み合わせであり、残りの12組で、13桁の数字を表わしている。
なお、先頭桁が0のEANバーコードは、0を取り除いた「UPC-A」(12桁)と同じバーパターンになる。
JANコードには、13桁の数字(0〜9)を格納することができる。
なお、これはあくまで数字にすぎない。しかも、与えられるのは商品番号に相当するもので、商品名や価格情報などは含まれていない。これは、販売店が、コンピューターとデータベースを用いて、このJANコードをキーとしてデータを照合する必要がある。
13桁または8桁で構成される。桁長は異なるが形式は同じで、次の順となる。13桁の場合の桁数/8桁の場合の桁数をカッコ書きで併記する。
なお13桁と8桁のメーカーコードは別で、それぞれ別個にコードを取得せねばならない。メーカーコードは商工会議所か、財団法人流通システム開発センターで発行している。
最初の2桁はフラグで、日本は49と45が使われる。
国の判別だけではなく、ここで様々なコードの種類分類なども行なわれ、例えば本のJANコードは978または979から始まる。
メーカーコード・商品アイテムコードは、元々は5桁・5桁で想定されていた。
但し、いまJANのメーカーコードを申請しても、メーカーコード5桁では登録してもらえない。
なぜなら番号が逼迫しているからであり、後述するが、メーカーコード+商品アイテムコードが、9桁+3桁か、7桁+5桁が一般的に使われている。日本では、2001(平成13)年1月以降の新規登録分から、桁数が変更となった。
JANコードは、次の二種類が存在する。
スーパーの量り売り商品などは、予め登録することが不可能であるため、こういったものはインストアマーキングが使われている。これは店外では使えないコードのため、「インストアコード」と呼ばれる。
日本のJANはEANに準拠しているので、このフラグはEANから割り振られたものが使われている。
EANは、2桁〜3桁で、国番号や、その他の用途を表わしている。
日本の国コードは45と49である。
この他、日本国内では02、20〜29をインストアコードとして使用する。
日本の場合、メーカーを表わすコードは、財団法人流通システム開発センターが一元管理している。
このメーカーを表わすコードは「GS1事業者コード」(JAN企業コード)と呼ばれている。なお、この登録は永久ではなく、3年ごとの更新となっている。
最初の2桁のフラグ込みで種類が分けられているため、桁数については、以降、フラグの2桁込みで表記する。
13桁の番号空間には幾らかの空きがあることが分かる。
また、短縮タイプは商品コードが1桁しかないため、10商品以上あるときはメーカーコードを二つ以上取得する必要がある。短縮タイプのメーカーコードは、標準タイプのメーカーコードを持っていないと取得できない。
商品アイテムコードの附番はメーカーが独自に行なう。
番号管理もメーカーが行ない、重複が生じないように管理する必要がある。
なお、JANコードは販売する荷姿単位で付けられ、印刷されている必要がある。つまり、ケース販売される製品の場合、そのケースには、単品とは別の、ケース販売用のJANコードが必要である。
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