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韓国銀行(韓銀)による直接または間接的な為替市場介入の俗称。
南鮮は基本的に組み立て工場であり、自国で部品を作れない。
従って、部品、材料等は主として日本から輸入することになる。日本から物を買うためには、ウォン→ドル→円として換金する必要がある。
従って、輸出にはウォン安が都合が良いと言っても限度があり、あまりにウォン安が進むと、今度は日本から材料が輸入できなくなる。価格が高くなるからである。
2008(平成20)年、サブプライムローン問題で金融破綻が発生する以前より、ヘッジファンドからのウォン売り猛攻があり、ウォンはどんどん値下がりしていった。このため、ウォン高にするための介入が再三行なわれた。
これが「日銀砲」と対比して韓銀砲(または閑吟砲)と呼ばれるようになった。やっていることは基本的に日銀砲と変わらないのだが、次のような特徴があった。
介入タイミングとパターンが馬鹿でも素人でもわかる介入の仕方をするため、値段が変動したところをピンポイントで狙われてしまう。
これが「ワロス曲線」が出来上がる主な理由であり、メカニズムである。
チャートの動きとしては、短時間に一気に動く場合と、小刻みにガッガッガッと動く場合があり、前者は「超韓銀砲」や「韓銀波動砲」などと呼ばれ、後者は「3won砲」だったり「5won砲」(動いた値が口径になる)などと呼ばれる事が多いようである。
但し、激しい値動きがあっても、その全てが韓銀砲とは限らない。企業などがウォン売りドル買いをすることがあるからである。
なお、派手に撃たれた場合は日本と同様、「介入した」という話が出る。
遂にサブプライムローンは破綻し、世界中の経済が麻痺した。
当然、自称世界の中心、大韓民国の経済も例外ではない。
ワロス曲線まっただ中の2008(平成20)年7月頃は$1=1000ウォン程度だったが、みるみるウォンは暴落、2008(平成20)年9月に1130ウォン前後、2008(平成20)年10月には1500ウォンを超え、2008(平成20)年11月には何とか1300ウォン前後まで持ち直したがまた1500ウォンを超え、2008(平成20)年12月には大規模な介入で1350ウォン前後で推移している。
このような状況下、弾丸の量に応じて、午前中、昼頃、終わる間際、といった決まった時間帯に、介入が行なわれている。
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