穢れ

読み:けがれ
品詞:名詞

神道において、心身ともに弱くなった状態。

目次

神道において「けがれ」とは、単に「汚い」という意味だけではない。

穢れ「ケガレ」とは「気が枯れる」が語源とされ、神道における「穢れ」は「気枯れ」あるいは「生枯れ」という認識である。

元気がない状態、生と対極(≒死)を「生枯れ」という意味で「けがれ」という。

けがれとけがれ

たとえば、血を流すことを考える。

神道では体よりしたたり落ちる血は、汚穢(おえ)・不浄(ふじょう)の物として、これは汚いという意味で「けがれ」である。しかしこの場合、血を流す対象を「汚い」と言っているわけではない。

一方の血を流す対象については、元気がない状態、生と対極(≒死)に向かっている状態であるので、これは「生枯れ」という意味で「けがれ」である。

このように、「けがれ」でもそれぞれで意味が異なるのである。

穢れとお祓い

神道では、罪(天津罪国津罪)などにより気は枯れしまうとされる。

こうして枯れた気は「お祓い」によって祓い、元の元気な状態に戻すとする。

関連する用語
お祓い
天津罪

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