皇室の祖とされる神のこと。
現在は、皇祖と言えば天照大神である。
天照大神から、次のように代が続いたことから、皇祖とされる。
異説では、天照大神よりも遡り、造化三神のうちの一柱、高御産巣日神(タカミムスビノカミ)が皇祖だとする説もある。この神も、後の神武天皇の祖先となっている。
高御産巣日神は別天神(ことあまつかみ)だが、国之常立神から始まる神代七代及びその子孫の神々と後に繋がる。
具体的には、高御産巣日神の娘は萬幡豊秋津師比売命(ヨロズハタトヨアキツシヒメノミコト)で、彼女は天照大神の息子天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)と結婚して邇邇芸命(ニニギノミコト)を産む。この神は神武天皇の祖父にあたる。
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