欠史十代

読み:けっし・じゅうだい
品詞:名詞

第二十四代天皇の仁賢天皇から第三十三代天皇の推古天皇までの十代のこと。

これらの天皇は古事記に殆ど記述がなく、史実が殆ど記されておらず実在の証拠が掴めない。そこでこの十代は架空の天皇であるという仮説に基づき、このように呼ばれる。

この十代のうち、第二十七代〜第二十九代と、第三十代〜第三十三代はそれぞれ異母兄弟であるためこの十代に限っては時代の幅は狭い。これらの天皇が古事記に記されなかった理由として有力なのは、古事記編纂の頃から見てこの天皇は時代が近かったため古事(昔のこと)を記す古事記には盛り込まれなかったのであろう、とされる。

用語の所属
日本神話
神道
関連する用語
欠史八代
古事記

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