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村人が悪いことをしたとき、村の十の交際のうちの八つは援助も交際もしなくすること。つまり絶交/仲間外れにすることをいう。
村の十の交際とは、冠・婚・葬・建築・火事・病気・水害・旅行・出産・年回忌である。
村八分になると、このうち葬式と火事を除いては付き合いをしてもらえなくなる。
そもそも、昔の(今も殆ど変わらないが)日本の村社会というのは、村民同士の強力な共同体制が必要不可欠であった。
農業や日常生活で、常に助け合いが行なわれた。このような村人の社会主義的相互扶助と団結が、かつての厳しい封建体制に耐える唯一の道だったからである。
しかし万一この結束を守らない者がいては、秩序が乱れ、村民の団結も緩まり、延いては生活が危機にさらされる。そこで、村民に規律違反者がいた場合、他の村民の申し合わせで、その家とは付き合いをしなくするという、とても厳しい掟(おきて)や制裁措置が作られたのである。
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