六道の一つで、仏教の第六界。天人の住む天上の世界。いわゆる「天国」。
天部(神)の住む世界である。
よく知られる天部としては、毘沙門天、大黒天、弁財天など七福神に名を連ねる神々がある。
現在のインドの代表的宗教であるヒンドゥー教の神として、象の顔をしたガネーシャがあるが、仏教でも歓喜天または聖天の名で天部として信仰されている。
しかし仏教で天部とされる神々の多くは、ヒンドゥー教にも取り込まれた古代インドの宗教バラモン教や、古代インド神話のヴェーダ神話の神々が元になっている。
天道とはいわゆる天国であるが、仏教では輪廻の世界の一つに過ぎず、仏教では更に上が目指される。
人々のあこがれである仏が住む世界を仏界や浄土などといい、阿弥陀仏の浄土は極楽とも呼ばれる。浄土は、天道とは異なる世界である。
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