優波離

読み:うばり
外語:Upáli 梵語
品詞:人名

釈迦の十大弟子の一人。梵名ウパーリ。

釈迦の十大弟子の中で最も戒律に精通し持律第一と言われる。優波離は元は理容師で、釈迦の髪を剃ったことが出会いの切っ掛けで、後に弟子入りした。弟子入りは阿那律阿難と同時期である。

階級社会だった当時、授戒も上流階級が先というのが当然であった。しかし優波離は低身分の出自であったが実直な性格であったため、阿那律や阿難は上流階級出身で奢っていた己を恥じ、釈迦に今日最初の授戒は優波離として欲しいと願い出た。そして釈迦は願い通り、優波離をその日最初の授戒者としたとされる。そして釈迦は、出家以前には身分や階級の上下があるが出家後にはそのような差別はないので、皆は優波離を敬うように、と諭したという。

用語の所属
仏教
関連する用語
釈迦の十大弟子
阿那律
阿難

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