重版出来

読み:じゅうはんしゅったい
品詞:さ変名詞

重版が刷り上がり出版されたことを表わす広告用語。

目次

新聞広告や電車の中吊り広告などでよく見かけるが、学校で教わる用語ではない。そもそも意味は何となく分かっても、これを読める日本人が何人いるだろうか。

普通に考えれば「重版出来!」と書かれていれば、「じゅうはんでき!」としか読みようが無い。「重版が出来たよ、ヤター!」と喜んでいるのだろうと解釈するのが普通の日本人だろう。

しかし、この語の「出来」は、喜びいっぱいに「できっ♥」と読むのでは無く、「しゅったい」と読むのである。

「出来」は、元々は「しゅつらい」と読まれたとされ、それが変化して「しゅったい」となった。

日本語としては「物事ができあがること」を意味している。読んで字の通りである。唯一おかしいのはその読み方だけであろう。

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