金属元素の一つ。超重元素の一つ。仮名ウンニルエンニウム(Une)。
一般情報
原子情報
- 原子量: [268]
- 電子配置:
- 1s2、2s2、2p6、3s2、3p6、3d10、4s2、4p6、4d10、4f14、5s2、5p6、5d10、5f14、6s2、6p6、6d7、7s2
- [Rn]5f14、6d7、7s2
- 電子殻: 2、8、18、32、32、15、2
- 原子価: 不明
- 酸化数: 不明
物理特性
- 相: 固体
- 融点: (該当資料なし)
- 沸点: (該当資料なし)
- 密度: (該当資料なし)
- 比重: (該当資料なし)
- CAS番号: 54038-01-6
- ICSC番号: (登録なし)
- 水への溶解性: 溶けない
質量数は、263から277、一説では279までが確認されており、その中に核異性体も存在する。
安定同位体は存在しない。全ての同位体が放射性同位体である。
崩壊の種類については一例。これとは異なる崩壊をすることもある。全体的に情報の信憑性に難があるため注意。
同位体核種 | 天然存在比 | 半減期 | 崩壊 | 確率(%) | 崩壊後生成物 |
263Mt | ‐ | | α崩壊 | | 259Bh |
264Mt | ‐ | | α崩壊 | | 260Bh |
自発核分裂(SF) | | |
265Mt | ‐ | | α崩壊 | | 261Bh |
266Mt | ‐ | | α崩壊 | | 262Bh |
267Mt | ‐ | | α崩壊 | | 263Bh |
268Mt | ‐ | | α崩壊 | | 264Bh |
269Mt | ‐ | | α崩壊 | | 265Bh |
270Mt | ‐ | | α崩壊 | | 266Bh |
271Mt | ‐ | | α崩壊 | | 267Bh |
272Mt | ‐ | | 自発核分裂(SF) | | |
α崩壊 | | 268Bh |
273Mt | ‐ | | α崩壊 | | 269Bh |
自発核分裂(SF) | | |
274Mt | ‐ | | 自発核分裂(SF) | | |
α崩壊 | | 270Bh |
275Mt | ‐ | | α崩壊 | | 271Bh |
276Mt | (未発見) |
277Mt | ‐ | | 自発核分裂(SF) | | |
278Mt | (未発見) |
279Mt | ‐ | 6分 | 自発核分裂(SF) | | |
α崩壊 | | 275Bh |
不明。
適用法令
- 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律
- 試験研究の用に供する原子炉等の設置、運転等に関する規則等の規定に基づき、線量限度等を定める告示
危険性
- 引火点: (該当資料なし)
- 発火点: (該当資料なし)
- 爆発限界: (該当資料なし)
有害性
- 刺激
- 腐食性: (該当資料なし)
- 刺激性: (該当資料なし)
- 感作性: (該当資料なし)
- 毒性
- 急性毒性: (該当資料なし)
- 慢性毒性: (該当資料なし)
- がん原性: (該当資料なし)
- 変異原性: (該当資料なし)
- 生殖毒性: (該当資料なし)
- 催畸形性: (該当資料なし)
- 神経毒性: (該当資料なし)
環境影響
- 分解性: (該当資料なし)
- 蓄積性: (該当資料なし)
- 魚毒性: (該当資料なし)
1982(昭和57)年に、ドイツのヘッセン州ダルムシュタットの重イオン科学研究所(GSI)の加速器UNILACで、209Biに58Feイオンを衝突させるという方法で作りだされた。製法は209Bi+58Fe→266Mt+nである。
マイトネリウムの名は、プロトアクチニウムなどを発見したオーストリーの物理学者リーゼ・マイトナーにちなんで命名された。
不明。
108 ハッシウム ‐ 109 マイトネリウム ‐ 110 ダームスタチウム
用語の所属
元素
放射性元素
遷移金属元素
超重元素
MT