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米Microcomの提唱したモデム用通信プロトコルのクラスの一。
MNP4に加えてデータ圧縮を行なうもの。二種類の圧縮技術が併用されている。一つはランレングス圧縮により、同一文字が3以上続いた場合にそれ以降を送らずに最大250まで数え、違う文字になるか最大になった時に文字と数を送るようにする。
もう一つはアダプティヴ・アクティヴ・トークン・ナイジングにより、実際にデータを送るのではなく、データ出現頻度に応じたトークンと呼ばれる一連のパターンを割り付け、その内容を転送する。これら二つの技術により伝送効率は200%程度にまで向上した。
なお、後者のトークンを利用した方式は、要するに圧縮をするので、既に圧縮されている場合は逆にサイズが増加してしまい効率が悪化する。このMNP5を参考に拡張されたITU-T V.42bis標準ではこの点に注目し、効果に合わせて動的に圧縮機能を停止/再開できる仕組みを用意して問題を回避している。
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