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ノイズを周波数(音域)ごとの強弱をスペクトルで表わした時、それが平坦ではないノイズのこと。和製英語でカラードノイズと呼ぶこともある。
「雑音」という名称は英語の「ノイズ」の訳語であるが、ノイズとは、その周波数は音波の範囲だけでなくあらゆる信号のあらゆる周波数帯を含む。従って、「音」という漢字の字面だけをみると誤解することになる。ただ有色雑音として扱うような場面では大抵は音波を指す。
有色雑音という名称については、元々、周波数が均一なノイズをホワイトノイズと呼んでいたため、スペクトルに特徴があるノイズを「色」で呼ぶようになった。
ただノイズに色があって見えるわけではない。その周波数ごとの強弱を、可視光の範囲内のスペクトルに当てはめて考えた時にどんな色になるか、で色名を付けることになる。このため、どういった特徴のあるノイズにどういった色をあてがうか、は様々な意見が存在していて、必ずしも名前とスペクトルが固定して決められているわけではない。従って以下の説明はあくまでも一例である。
周波数(音域)による強弱のばらつきがない均一なノイズ。
低周波ほど強く、高周波になるほど周波数に比例して弱まるスペクトルを持つ、中音域に偏ったノイズ。1/fノイズ。
海辺の波音、豪雨、滝の音などとして、自然界にもよくあるノイズである。
低周波ほど強く、高周波になるほど周波数に二乗に比例して弱まるスペクトルを持つ、低音域に偏ったノイズ。1/f2ノイズ。
低周波ほど弱く、高周波になるほど周波数に比例して強まるスペクトルを持つ、中音域に偏ったノイズ。
海辺の波音、豪雨、滝の音などとして、自然界にもよくあるノイズである。
低周波ほど弱く、高周波になるほど周波数に二乗に比例して強まるスペクトルを持つ、高音域に偏ったノイズ。
低周波と高周波は強く、中音域ほど弱まるスペクトルを持つノイズ。
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