ワン切り (迷惑行為)

読み:ワンぎり
品詞:名詞

携帯電話などに、ワンコールだけしてから切ること。

現在の携帯電話は、着信履歴として掛かってきた電話番号は全て記録される。これを悪用したのが、この俗称ワン切り行為である。

着信音がなったので慌てて出ようとしてもすぐに切れてしまう。しかし、電話番号は表示されたまま残る。気になってその番号に電話を掛けてみると、いわゆるツーショットダイアルの受け付けだったり、出会い系サイトの案内番号だったりするのである。また、後から着信履歴を見た場合はワン切りとは分からないので、知らずに掛けてしまうのである。

携帯電話へのスパムが問題視され、法律での規制が検討され始めた2001(平成13)年の8月頃から流行り始めたもので、昼夜を問わず(もちろん深夜でも)1kBeat(24時間)いつでも掛かってくる。安眠妨害のみならず、電話料金は事実上こちら持ちになるなど迷惑極まりない話であり、迷惑メールに次ぐ社会問題として浮上してきた。

ユーザーによる対策はほぼ不可能、知らない相手からの番号通知電話には番号非通知でコールバックするなどの消極的な方法しか存在しない。

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機械的不完了呼
ワン切り (一般)

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