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ステレオミニ(3.5⌀)のうち、4極であるもの。「4極プラグ」などとも。
差し込み側はピン型であり、3.5⌀(直径3.5mm)であり、かつ4極であるものをいう。
通常用途では、ステレオミニはL・R・グランド(GND)極で3極のものが使われる。
ヘッドセット用途やリモコン用途、ビデオカメラ用途などで、極数を一つ増やした4極のものが使われており、これを俗に4極ステレオミニなどという。
コネクターなので、差し込む側(プラグ、オス)と差し込まれる側(ジャック、メス)がある。
それぞれ次のように呼び分ける。
通常のステレオで使用する3極プラグは、左右チャンネルのGND極を共通にしている。
4極プラグは一般に、3極のGNDにあたる部分を2分割して接点数を増やしたものである。
4極に増えたが、問題は、この4極の使い方に二通りがあるということである。
携帯音楽プレイヤー、あるいは携帯電話機という狭い分野ですらもそうで、大きく「OMTP」と「CTIA」があり、混在している。iPhoneなどがCTIAを採用しているため、最近ではこちらの方が一般的といえる。
それぞれ、プラグの先端から、次のようになる。
つまりMicとGNDが入れ替わっていることが分かる。
現在、ヘッドセットなどが多数市販されているが、4極ステレオミニプラグ採用の装置であっても、通常は「OMTP」か「CTIA」かなどは記載されていないことが多い。書かれていても普通の人は分からないためと思われる。従って「iPhone対応」のように、特定の機種名を出して市販することが多い。iPhoneなら上述の通りCTIAであるので、同じ仕様の機器に接続して使用できる。
機器によっては、どちらが挿し込まれても、自動的に判別して切り替える機構を持ったものもあるらしい。
映像用は、LRのステレオ音声に加えて映像信号を送信するため接点を一つ増やしたものである。
しかし、メーカーごと、同じメーカーでも製品ごとに仕様が異なっている。製品に添付されているケーブルや同等品以外を使用すると、最悪で故障する危険もあるので注意が必要である。
プラグの先端から、次のような特殊なのも使われているとされる。
この配列は、音楽用とは全く互換がないので注意が必要である。
3極のGNDにあたる部分を二分割しているため、4極ジャックに3極プラグを挿すと、この二つが短絡(ショート)することになる。
通常はそれを想定してハードウェアが設計されているため、4極ジャックに、一般的な3極プラグを挿しても正常に動作する。
但し、ヘッドフォンやマイクなどの用途以外で使われているような場合、物理的なコネクター形状は同じでも信号の用途が全く違うようなものも中にはあり、そのようなジャックに汎用のプラグを差し込むと故障する可能性があるため危険である。
通常は使用しなくても問題ないと思われるが、安全のためか、4極ステレオミニプラグと3極ステレオミニジャックを搭載し、3極を4極に変換する変換アダプターも安価に市販されている。
また、4極ステレオミニプラグから二つの3極ステレオミニジャックに分岐するケーブルやアダプターもあるが、この製品のなかに、ヘッドフォンとマイクを分けるものもある。これを使えば、ヘッドフォンとマイクを別々にして、一つの4極プラグから機器に安全に接続できる。
iPhoneなどでは4極のプラグが使われており、先端からL・R・GND・MIC(リモコン)の順になっているとされる。
この4極のステレオミニジャックに、3極のステレオミニプラグを繋ぐことができる。従って、挿し込まれても故障しないような拡張が施されているものと思われる。
具体的な機構はコンフィデンシャルであるため不明だが、恐らくマイク端子は抵抗を介してDCバイアスが掛けられていると思われる。
ここに3極プラグを挿すと、マイク極はGND極と短絡することになるが、抵抗が入っているため大電流は流れず、そのまま問題なく利用できる。4極プラグを挿せば、マイクにDCバイパスが掛かり、マイクが使用できるようになるものと思われる。
更にiPhoneでは、この4極目をリモコンとしても使用できる。このリモコンは多機能なものではなく、ボタンしかないようなものを言う。ここでマイクとどう区別を付けるかだが、これもコンフィデンシャルなので不明だが、内部に抵抗分圧回路があり、スイッチを押すと抵抗値が変化して電圧が変化するため、それを検出することでリモコンのボタンが押されたと判断しているのではないかと推定される。
マイクの音声は交流、リモコンのこの推定ではほぼ直流なので、両立できるものと思われる。
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