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データ回線にデータを流すための物理的な方式や、その回線上で実際のデータを送受信するための論理的な方式などが規定されるもの。
JIS X 0009では「通信を行なうに際し、機能単位の動作を決定する意味上及び構文上の規則の集合」とする。
プロトコルは、電気信号や光信号、電波などを扱うハードウェアに直結するものから、データ加工などのアプリケーションに近いものまでがあり、これらは階層構造によって分けることができる。
この分け方については設計によって様々であるが、現在ではISOにより規定されたOSI参照モデルなどが標準となっている。
OSIでは、物理媒体(通信回線等)に近いものから順に、次のように7階層とされている。
実際のプロトコルは、この層の一部分のみしか構成しなかったり、逆に複数の層にまたがる機能を有することもある。
後述するが、インターネットのプロトコルなどは7層が存在しない代表的なもので、4層しかない。
論理的なプロトコルは、前述の物理的なプロトコルの補助の元で、データの種類に応じた効率的な送受信を実現し、必要に応じてある種の機能をも持たせることを目的としている。
OSI参照モデルでは中位層と上位層に大きく分けられて考えられている。
現在でもよく使われている、インターネットに関連深いプロトコルを各階層ごとに分類すると、次のようになる(原則としてアルファベット順)。
プロトコルの名前は慣習的に大文字で表記される。
またそのプロトコルを実際に実装したものについては小文字で表記されるのが一般的である。
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